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GOLDEN-ERA Twin Peaks セットはGolden-Eraで展開している1957年仕様のGOLD FACEと1959年仕様のTRI-TONEを組み合わせたセットです。

従来より「ネックポジションとブリッジポジションで最適なものが欲しい」とのリクエストやカスタムオーダーやお問い合わせが少なくなかったので実用的かつ、意義のあるセットとして公式に販売開始を致します。

普通、ネックポジションいわゆるフロントピックアップに1957型GOLD FACEを希望されるお客様が多く、またブリッジポジションいわゆるリヤピックアップに1959年型のTRI-TONEを選択されるお客様が殆どです。

アルニコマグネットについては迷信とか都市伝説が多く、其々のその特徴、効能はあまり良く知られていません。GOLD FACEには1957年同様にアルニコIIIがセットされています。これはTRI-TONEのアルニコVに比して「貧弱」「中域寄り」「非力」などと侮るような言われ方が多いのですが、実際の1957製PAFを良い環境で試奏した人であれば充分すぎるパワーやトレブル、アタックを持っているのが分かります。これは磁界を形成する磁力線がVのそれよりも少し狭い、つまり弦振幅をキャッチするアンテナの間隔が少し広い、と言う事で多くのギタリストが欲する信号はキープしつつ磁力線のパターンの影響で不要な信号を少し減らしている、とでも言いましょうか。少し整理されたトーンになっています。巻き方や巻き数、そしてオフセットの量も1959年型とは異なっていて「フロントはリアーより太いトーンが欲しい」との要望に応えられる内容となっています。

ブリッジポジションではやはり信号量の収集能力が高いVをご希望のお客様が多く、当然こちらにはTRI-TONEが選択されます。この2つの内容が異なるハムバッカーを2基セットしたのがこのTwin Peaks setです。

更にこのセットには私達の新製品、MRS(Mid Range Shaper)を同梱したセットも用意しました。MRSについては他所で解説しているのでここでは省きますが、「より使いでのある」セットになったと自負しています。

※ TWIN PEAKS setはアクティブPUではありません



［MID RANGE SHAPER（MRS）］とは?
「ライブやレコーディングでレスポール等のハンバッカー付エレキギターを使用する時に16ビートのファンキーカッティングやネオソウルバッキングになると思わずストラトやテレキャスに持ち替える方も多いのではないでしょうか。作曲時も同様な経験があるかもしれません。またハンバッカーのクランチサウンドの音決めで被っている中低域をタイトにしたいという方もいらっしゃると思います。さらに、タップやイコライザーを併用すると元音が変わってしまうのが苦手という方もいらっしゃると思います。MRSはアクティブ回路ではありません。高野さん曰く「私のピックアップのトーンが変わってしまうならわざわざMRSミッドレンジシェーパー何て作らないよ。」
MRSつまみが10ならハンバッカートーンはそのまま、５ならストラト位の音圧、０ならテレキャス位の音圧で中低域が削られて行きます。勿論、繊細なサウンドメイキングにも充分対応しております。
レスポールでは外観は変わりませんが、フロントトーンにMRSミッドレンジシェーパーを取付けております。リヤトーンはマスタートーンとなっております。フレキシブルなレスポール演奏をお楽しみ頂ければ幸いです。